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プロフィール
千鳥格子
〒509-4235
 岐阜県飛騨市古川町弐之町5-16
 建築設計デザム
 TEL 0577-73-7050
FAX0577-73-7050
 メールアドレス 
 dezamu-y@joy.ocn.ne.jp

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2009年01月30日

スタディ模型

設計を行う際に設計内容を確認するために
造る模型のことです。
設計経験の長いプロの設計士でも、頭の中で
考えていた空間を実際に作ると、想像していた
形と異なることがあります。
模型を作ることで間違いを事前にチェックして正しい
内容に訂正していくわけです。

今、設計中のスタディ模型 
7割がた出来ていますが、これから色々と付け加えて行きます。


















  

Posted by 千鳥格子 at 15:09Comments(0)

2009年01月28日

飛騨市図書館

飛騨市図書館が3月完成を目指し工事が進んでいる。
計画当初、市民6000余名の建設反対署名があったにも
かかわらず当時の市長はそれには一切耳をかたむけず
工事着工された。
新市長となり体制は代わったが、一部の内部変更のみで
現在にいたっている。
古川には昔から「やんちゃ・こうと・そうば」精神的伝統が
綿々といきづいており、それが古川祭に代表される「やんちゃ」
の心、隣近所と調和しない建物はつくらないいう不文律をさす
「そうば」崩しを嫌う心、地味で質素ながら上品な感じや品格を
表わす「こうと」の心などが古川の人達や潤いある町並み景観を
かたちづくってきたのである。
それが、この建物ができた事によって根底から覆されるような
事態となった。それも行政側から。
なぜ、もっと子供や親達が安心して行けるような場所に
なぜ高山図書館のように歴史や文化や景観を配慮した
建物が古川には出来なかったのだろう。





















  

Posted by 千鳥格子 at 12:05Comments(3)

2009年01月27日

民家改修

古い民家や町屋のイメージといえば、汚い、暗い、寒いが
思い浮かぶ。
このような条件のもとに壊されていく住宅が少なくないが
少し見方を変え適切な処方を施せば新しい現代住宅に
生まれ変わる民家はたくさんある。
再生はただ単に懐古趣味や古材利用の面からとらえるのでは
なく、もとからある材料や民家特有の空間を最大限利用し
新しいライフスタイルに適応する魅力ある住まいに蘇らせる
ことにある。
なんでもかんでも古いものをありがたがるのもどうかと思う。
古いものが良いのではなく、良いものが残ったから古くなった
ので、その辺をはき違えしないようにしなくてはと思う。



町屋の再生事例  (私の住まい兼事務所)














































再生中の古川の現場



























  

Posted by 千鳥格子 at 13:20Comments(1)

2009年01月26日

板図

昭和19年に描かれた神社の板図。
立面図だが驚くほど緻密に描かれてある。
それも板に墨で描かれてあるので失敗は許されない。
今の私に描けといわれてもとても描けるものではない。
当時のことだから精密な道具もないだろうし、板も3枚
合わしたもので厄介なしろものである。
描かれたのは、古川で三代続いた名工上谷棟梁である。
神社や仏閣また、町屋も多く古川の景観の核となる
建物を数多く手掛けられ訪れる旅人の心を和ませている。





















  

Posted by 千鳥格子 at 12:29Comments(0)

2009年01月25日

壱之町珈琲店

古川の名刹、本光寺の裏通りにある壱之町珈琲店
築100年の町屋を改修して今年で10周年になる。
ほって置けば壊され駐車場になるところであったが、
店のオーナーと家主のところへ日参し運良く借りうける事が出来た。
家族の思いが一杯詰まった家だから残せるものなら残しておきたい。
ただ管理が大変だからと残すことに二の足を踏んでおられた。
改修にあたっては町屋の風情を壊さず、町屋であった当初の
面影を残すよう余分なデザインは廃した。
店に入ってまず目に付くのは樹齢1000年余の神代欅の大テーブル。
1000年を経てまだ生きているのか縦横無尽に曲がりくねっている。
テーブルに置いた珈琲カップが斜めに立つお店というのは日本
広しと言えどもここだけではないだろうか。
是非、一度体験されたら如何。
写真は、昨日訪れた時に開催していた手作り「ふくさ」展の様子































  

Posted by 千鳥格子 at 08:34Comments(7)

2009年01月24日

シーグラス

シーグラス 

シーグラスとは海岸で見つかるガラス片
のことで、長い時間をかけ波に打たれ
角のとれた小片になり、曇りガラスような
風合いになったもののこと。

たまたま施主と行った千倉の「ごいみ」という
中華料理屋の主人がシーグラスの収集家であり
見せていただいたら、ダンボール箱5~6杯が
ところせましと置いてあった。
施主の発案で診療所のどこかに使えないだろうかと
のこと。
早速検討し、化粧室の洗面器の上部に照明器具として
使用してみた。
茶、白、青、緑、黄、ピンクなどのシーグラスを
照明BOX内のアクリル板の上に施主が手ずから
乗せた。乗せてあるだけなので気分次第で色々
替える事が出来るのがミソ。




























  

Posted by 千鳥格子 at 10:15Comments(0)

2009年01月23日

竹のスクリーン

外壁を覆うスクリーンの素材は一般的には
木を使うのが一般的だが、これは地元に自生している
竹を使用した。

南房総の千倉は竹が豊富で人口1万ほどの町だが
竹を扱う店が3軒もある。
竹だけで食べて行けるのか不思議に思うが
店をたたんだと言う話はまだ聞こえてこないから
やって行けるのだろう。

スクリーンの効果は外部からの視線を優しく遮り
ながらも内部には優しい光を導き、そのうえ風も
抜け熱もある程度は遮断してくれる。

この建物は診療所だが、患者さんが診察室に入ると
窓越しに竹が見えるので安心され心の癒しにも
なっているようですとの先生談

次は住まいにも使おうと考えている。


















  

Posted by 千鳥格子 at 09:18Comments(0)

2009年01月22日

住宅の意匠

この写真は、私の町のかっては豪農だった住居の一室の
壁にしつらえてある意匠である。
埋め込まれているのは素焼きの瓦のようにも見えるし
昔の器のようにも見える。
住居自体は、築100年~200年ほどのものだが
その時代にこれほどのな意匠が施されていたこと
に驚きを感じる。
色々なデザインが氾濫する現代において、人が暮らす
住居でさえ、不必要なデザインが横行しこれでもか
これでもかという押し付けが流行のようである。
もちろんデザインする側に問題があるのだがなんとも
しがたい現実である。
やはり、住居は「 こうと 」が良い。





  

Posted by 千鳥格子 at 22:58Comments(2)

2009年01月17日

町の中に住む

私の住む町も、町中の過疎化や高齢化が急激に進みあちこちに空家が目立ち
1週間も経たないうちに空家が取り壊され駐車場になるケースが少なくない。
日本中、同じような町は多く毎年のように再生だ、活性化だと色んな所で
色んな取り組みがされているが本当のにぎわいとは何なのだろう。

町中に住むということはいろんな意味で暮らしへの制約が多い事は確かだ。
居住環境的には隣近所の音が聞こえてきたり、日中でも陽が差さない部屋が
あったり、また人によっては付合いの煩わしさや、祭などへの人足も住まいを
郊外へ移す理由の一つかもしれない。

それでも町中に住むといろんな声が聞こえてくる。
「ごくろさま」
「どこいくんやな」
「きゅうりあるかな」
「きょうもあついな」
「ためらいねぃよ」
「うたてぃな」
こんな小さなやりとりがこの町に暮らす私達を形づくりこの町に根付かせる。

だからここに必要なのは大きなスーパーでもなくゴミだらけのイベントでもない。
ちょっとした思いやりが町中のいろんな所で繰り返し繰り返し続けられて
いくことが大切で必要な気がする。

町中の暮らしもチョット工夫をすればすてたものではない。
外部からの目線を遮る格子戸、風が抜けるとおりどじ、光を取り込む中庭
居間に続くデッキなど・・・・・そして小さな思いやり












































  

Posted by 千鳥格子 at 09:13Comments(0)

2009年01月16日

石川県加賀市で私の友人が鮨屋をやっている。
握る寿司はもちろん絶品だが、彼にはもう一つの顔がある。
炭焼きである。
彼のスゴイところは木だったらなんでもかんでも炭にしてしまうことだ。
道端に舞っている木の葉から建築現場で不用になった木材まで
わざわざ山へ行って木を切ってくる訳ではなくそこら辺に転がって
いるものを使って炭を造る。
本業の鮨屋でお客さんが使用した箸まで炭にしてしまう。
まさにリサイクルの達人。
炭にした箸を巻く俵でさえも近くの農家へ出向き藁を貰い受け
自分で編んでしまうほどの懲り様である。
添付した写真は、古川祭に併せ私の住居兼事務所で催した
展覧会の風景。



















  

Posted by 千鳥格子 at 07:43Comments(3)

2009年01月14日

南房総の家

南房総の南端、千倉町の住宅
施主は私の友人で有名なパーカッションプレーヤー。
飛騨が好きで足繁く通っているうちに飛騨の建物に興味が沸き
房総に飛騨風の家を造りたいと思いたち実現した。
千倉は真冬の2月に東京から花摘みに観光客がくるほど
温暖な地域であるが海が近いため風は半端ではない。
常に台風並の風が吹き荒れる。
雨は普通、上から降るものだが千倉では横から降ると言っても
過言ではない。
その為、特に風雨に対し細心の注意を払って設計したつもりだったが
お母屋に隣接して建てた板倉には雨水が侵入。
結局、大壁にし内部に再度防水処理を施し事無きを得た。
地域環境、気候風土が如何に重要なことか改めて再認識させられた事例だった。


 






























  

Posted by 千鳥格子 at 09:25Comments(4)

2009年01月12日

始めまして

平成18年度 ぎふ木で家づくりコンクールで最優秀賞を頂いた住宅です。

技術
飛騨の伝統を受け継ぐ梁組、構造材は岐阜県産の杉を多用し建具にも杉を使用。
外壁は5分の杉板。床材は1寸の杉を使用。

エネルギー
夏はデッキから取り入れた風を吹き抜けをから2階に運び、冬は居間に設置した
薪ストーブだけで家中が暖まる。太陽や風を活かした小さな環境への配慮は、
これからの持続可能な社会には必要なことだと考えます。














  

Posted by 千鳥格子 at 16:38Comments(2)